1月2日、竹富島まちなみ館(公民館)で「新年・成人式および祝賀会」がありました。
地域の人たちがたくさん参加して、島あげての盛大な「成人式・祝賀会」でした。

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今年の成人を迎える島の若者は6名、でも式に出席したのは4名でした。ほんとなら6人全員出席して欲しかったねぇ。

竹富島には中学校までしかないので、高校へ進学するには石垣の高校か、あるいは沖縄本島にある高校のどちらかになる。その後、大学へ進学する者、就職する者、それぞれに自分の夢に向かって進んで行く。そうするとなかなか時間も取れなくなって、簡単に帰省することができないんだよねぇ。

都会の成人式はというと、だいたい市民会館のような大きなホールで、大勢の成人者がいて、市長や町長みたいな偉い方が挨拶したり、ほぼ式典のみの成人式が多いでしょ。でも島の成人式は、式典が終わったら、そのまま祝賀会にうつる。舞台では地域の方々や、青年会、婦人会、などから様々な余興が披露され、また成人者からも余興を披露することになってるんです。

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だから、成人を祝ってもらう側も何か余興をしなくてはいけないので、事前にちょっとした打ち合わせ(練習)みたいなものが必要になるよね。県外に出てる者は、お互いにスケジュールを調整しながら少し早めに帰省して余興のための打ち合わせ(練習)をしておく必要があるんだよ。ちなみに今年の成人者は「赤馬節」を踊ってました。

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地域からは「バシヌトゥリ」「太鼓囃子」「めでたい節」そのほかたくさんの余興が披露されて、会場からは指笛や拍手が沸き起こってたさぁ。

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成人式と祝賀会が終わったら、引き続き二次会。二次会は成人者はもちろん、その家族やイベントを主催した関係者、あとはまだ飲み足りない人たちが残る。それで気の合った人と雑談したり飲んだり食ったりして、時間をみてお開きになるよね。でもね、島での二次会はだいたい進行役の司会がいるんだよ。それも、あらかじめ決めたわけでもなく、誰かが率先してやるのよ。そして、一人一人挨拶やスピーチを求められる。だけど、二次会のほうがざっくばらんで結構本音が出たりして、おもしろい。その上意外な人が芸能を披露したり、これまた二次会も大盛り上がりでした。

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