真玉橋です。

このサイトは竹富町の島々に在住している方により運営されています。

しかしながら私は那覇に住んでおりまして、ライターの皆さんとはドメインが異なります。
このサイトの皆さんが沖縄そばだとしたら、私はテーブルに置いてあるコーレーグースだとお考えください。
なぜ沖縄そばで例えるのか?それは今猛烈にお腹が空いていて、やたらと頭に浮かんでくるからです。
(コーレーグースを知らないという方はWikipediaで調べてくださいね)

さて、最初の投稿となりますので、私と竹富町との関わりについて書きたいと思います。
今から13年前、2003年に遡るのですが、その頃、私は通信工事の会社で働いていました。
当時の通信インフラはまだ加入者用の光ケーブルがない時代で、ADSLで動画がどうにか見られるように
なったという頃です。
こういったインフラ整備は都会から整備されていきますので、竹富島を始めとした西表島や波照間島などは
最後の最後に整備されるんですね。

ところが竹富町がブロードバンド化する全然前に、
総務省が「よーし、日本全国ブロードバンド化したゾ〜」と発表しました。
えー!?竹富町ISDNしかないですよ・・・。
ISDNの速度って64Kbpsですよ。64Kbpsって静止画がどうにか見られるというレベルですよ。
なんならボルトがフロッピー持って走って届けたほうが早いですよ。
ADSLはベストエフォート型のサービスですが、電話局の近くなら10Mbpsは出ます。
(ベストエフォートを知らないという方はWikiで調べてくださいね)

10Mbpsと64Kbpsの差って・・・ADSLが沖縄そばだったら(しつこいな)ISDNはもう例えようがないですよ。
なんですか!調理場とホールの間の、あの、なんかわからない玉みたいなジャラジャラした“のれん”
みたいなヤツですか?!
あのジャラジャラの正式名称なんですか?!
すいません、興奮して話が逸れてしまいました。
とにかく「ブロードバンド化したぞ〜」って、・・・僻地にも人がいるのにそりゃあんまりです。

そこで当時、ケーブルではなく無線方式でブロードバンド化ができる製品が誕生しました。
それを“長距離無線LAN”なんて呼びましたね。
当然、この装置が実用できるかどうかを実験しないといけません。
私はその実験のプロジェクトに参加をしたのが繰り返しになりますが、13年前、初めての
島上陸となったわけです。

そして、あちこちの島で電波測定を行いました。今ふと思い出したんですが、調査期間が8/1〜8/31でした。
これって嫌がらせですねある意味。
波照間島と西表島豊原を3Mbpsで繋げたときは感動しましたね。
今ふと思い出したんですが、その時、炎天下、波照間島の鉄塔のてっぺんに8時間くらいいましたね。
これも嫌がらせですね。

内離島に初上陸したときも衝撃でした。「気をつけようね(なにかに)」と漠然とした不安の中、
歩き出したすぐにうり坊(猪の子供)がいるじゃないですか。
「え〜こんなカジュアルにばったり会うの〜」と固まりました。
不安の中、無事作業はできましたが、正直、怖かったです。

そんなこんなでしばらくは情報通信の分野で竹富町と関わっていたわけです。
それから色々な事業を通して竹富町に通っているうちに、1年に1ヶ月以上は竹富町のどこかの島にいる
ということが判りました。
そういった意味で、このサイトの運用を担当することになったということです。
最後、恐ろしく端折りましたが、これはお腹が空いているのとは関係ありません。

また引き続き島の情報をご紹介していきますのでよろしくお願いします。