おはようございます!

ごっとんです!

先日アイランダー2017へ竹富町民として参加させていただきましたよ!


ぼくにとって、アイランダーは思い入れが深いイベントです。

去年の参加は西表島に来てからまだ半年しか経っておらず、本当に右も左もわからないままイベントに参加したのを覚えています。

去年参加した際、初めて竹富町や石垣市、与那国町の方と繋がり始め、ついにはSNSでの繋がりを通して那覇に行ったり、移住相談会に参加するようになりました。

それから1年。

自分でもどんな感覚になっているのか確かめたかったのです。

実際はあっという間に終わってしまった…という思いも強いです。
しかしきっとそれは、2度目の参加により、情報の吸収がより効率化されたためだと思っておくことにしましょ。笑

ではでは改めて今回参加して感じたことを書いていこうと思います。

感覚

都会暮らしと島暮らしの感覚がまだ両方会ったのが前回だったのですが、1年も西表島で生活していると、やはりもう暮らしは島の暮らしの感覚です。

なにせ、石垣空港から直行便で出発する時こんな格好してましたから。

IMG_6717のコピー
夏かよ。


冬の東京に行く前の格好です、これ。
竹富町のスタッフの方に「それで行くんですか?上着は?コートは?」とツッコまれる始末。
ひとしきり笑われた後、取られた写真がこれでした。
ちなみにこの時点でぼくは「え?なんで?」みたいな感覚です。

//「だって寒くないじゃん。」\\
(今はな!)


いやいやしかし寒さ対策はしてたんですよ?地元の共同売店で事前に購入していたこれ!

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ヤッケ。

「それってアレですよね?畑で雨風しのぐのに着るやつですよね!懐かしい!」とさらに突っ込まれる。

そして、妙な紙袋!頭に巻いたタオル!!

もはや地元ネイバーフッド散歩スタイル!
様々な対処が求められるシチーボーイとは、ほど遠い感覚になってしまいました。

でも、周りに気遣う必要がまったくないんだこれ。
不思議となんとかなっちゃう気持ちになるんですこの格好。

普段からこういう格好してると、本当にそういう感覚になってしまう。恐ろしいですね、習慣って。

それはさておき、感覚の話。
今回移動で電車を使ったのですが、本気で人混みがダメになったと感じました。
どうしてもこれほど密着する必要を感じない。
単純に他人が近くにいるだけでも「つらい」と感じます。不思議です。

そりゃ人口密度が高いからっていうことはわかるんですが、改めてとんでもないストレスを発生させる場所だということがぼくの中で再確認された感じです。
だってみんなすごく攻撃的なんだ。歩き方や佇まいが。

進行方向に障害物があるとそれだけで不機嫌になるし、自分から突撃して目標物を突破したがってる印象。
以前はぼくもそんな風だったのだと思う。

けれど今は違う。今住んでいるところは出会い頭でもなければ肩がぶつかってしまうこともないし、近くにより過ぎてしまったら相手に申し訳ないな、とも思う。
少なくとも相手をぶっとばしながら進まなければならない状況とは、程遠いところにいる。

ある学生がイヤフォンをしながらスマホを食い入るように覗き込んでいるのを見て、
「ああ、この人は自分の中に自分の世界を作って、そこを侵害されないよう対処しているんだな」と感じました。
体の外の世界はもう諦めてしまったかのよう。

今回、帰りは電車を使わず、新宿から羽田までのバスを利用しました。
便利ですねバス。新宿から羽田空港まで1230円!
もう少し高くても乗るかもしれない。

一年半いるだけでずいぶん自分の感覚も変化しました。

「移住したい、でも会社が…」に対して思うこと。

就職が良いことだ、と今でもはっきり言える人がいるのだろうか。
ぼくの考えではっきりしていることは、「向き不向きがある」ってことです。

それは、慣れがあってもなくてもそう。簡単に言えば性格がそうであるかないか。それだけなんだけども。

今回アイランダーでお話した人にもそういう方がいて、何人かお話させていただきました。
実はみなさん驚くほど同じ流れの会話だったので簡単にまとめてみました。

例えば、独身・20代男性の方のお話。

「西表島や、南の島に行ってみたい。旅行ではなく、生活してみたい。」

「どうぞ!どうぞ!いろいろフォローしますし、トライアル移住という手もありますよ!」

「でも、会社をやめられないんだよね。」

「今の会社が気に入ってるんですか?」

「いや、全然好きでもないしつらい会社だけど、厳しい業界だから当たり前だと思ってる。」

「じゃあ辞めたら良いのでは?」

「生活費もあるし、他の人に迷惑になるから辞めることはできない。」

「それでは難しいのでは。」「そうですね。」

多少違いはあれど、このような流れです。

西表島には会社は少なくとも、仕事はたくさんあります。
手に余るほどめちゃくちゃたくさんあります。寮もあるので仕事を選ばなければ、ぶっちゃけどうにでもなります。
むしろ手を貸してくれ!猫の手でも良いから!!たのむー!!って感じです。

もしかしたら、会社勤めの人にはそれが魅力的には見えないのかもしれない。

そうなると、ご本人の「南の島へ行きたい。そこで生活したい。」という願望は本当に叶えられないのだろうか。

お仕事の種類によっては遠隔でできるものもあると思いますが、まず今勤めている会社に所属しながら移住できるという会社はなかなか少ないでしょう。
と、書いてしまうと本末転倒なんですが…。

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南の島への入り口。

かと言って、「南の島に住みたい!」という希望を諦める必要はないと思うのです。
準備をすればいい。
ゆっくりでも、着々と進めていくんです。
実はそれが「南の島に住む」というベクトルじゃなくても、ぼくは構わないと思うんですよ。

どこかに向かって移動しようとする方向性さえあれば、その準備は無駄なものではないと思うのです。

ぼくは西表島に来たのはほとんど偶然のようなものなんです。
竹富町のどこに行くのかも見当もつかなかった。来てみてびっくりってなもんです。

たまたまタイミングが合わなことも、もちろんあるでしょう。
しかし、こういうイベントはそのタイミングを提供しに色んな場所から来ているのですから、体当たりで相談してみるのも良いですよ!

今回のアイランダーは終了してしまいましたが、こういうイベントはまだたくさんあると思います。
自分にあったお話が聞ける場所を探してみるのもいいかもしれませんね!

ではでは今回はそんな感じで!

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竹富町ブースのみなさんで撮影!