しまじまサプリライターの片平です。
波照間島のお盆の祭典「ムシャマー」に行ってきました。

内地は涼しくなったと報道がされてますが、八重山地方は相変わらずの暑さです。(今年の沖縄地方の夏は観測史上最高の暑さだったそうです。)
第2回のお役立ち情報は、日本最南端の有人島、波照間島最大のお祭り「ムシャーマ」の情報です。

「ムシャーマ」豊年祭と盆行事を合体したしたようなお祭りで、先祖供養、豊作・豊漁と安全祈願として行わる祭事です。
沖縄の多くの行事は旧暦で行われており、今年は9月4日(月)に開催されました。(沖縄のお盆は初日をウンケー、2日目をナカビ、3日目をウークイといい、ムシャーマはナカビに行われます)お祭りの詳細内容については波照間島在住のライターさんがおりますので、私は見学に来る方向けの情報をご紹介します。

案内

石垣島からのアクセス方法ですが、安永観光さんとドリーム観光さんが特設臨時便のセット券を販売しております。(ドリーム観光は前日までの販売、安永観光は当日の販売です)
石垣を7時台の早朝便で出発して16時台後半の便で戻るため日帰りで楽しむことが出来ます。
金額は大人4800円で、会場までの送迎バスがついています。
ちなみ私は、西表島から知り合いの漁船で波照間島まで行ったのですが、会場送迎バスは有料(300円)で乗ることができました。

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8時台に到着し、会場近くに行ったところ、すでにミチサネー(ミルク神などの仮装行列)が始まっていた。はじめ見学しておりましたが、突然声をかけられ木で作られた鍬を渡され、行列に参加するように促されました。
見様見真似で台地を耕す踊りに合わせ「イヤサッサー、チーッチッ」を連呼して会場のはてるまふれあいセンターまで踊りました(汗)

ミルク01

ミルク02

踊る片平

踊りに参加したい方は臨時便利用での観光の場合、ミチサネーが終了の頃に会場到着となりますので、前泊をすると参加できるチャンスは高いと思います。(隣で踊っていた方も西表島からきており、前泊したそうです。)

ムシャーマの特徴的なものとして八重山のお祭りにはかかせないミルク神(弥勒のなまったものと言われています。)が登場しますが、他島では1人しかでないのに対して、ムシャーマでは東組、前組、西組という集落ごとのすべての行列におりますので3人のミルク神が登場します。(表情も少しずつ異なりました)
その他特徴の的な仮装に「南洋土人」が出てきます。海外の祭りと錯覚しそうになります。
ミチサネーは1時間くらいでしょうか?その後会場での出し物が午前と午後の部に分けて行われます。(演武、踊り、狂言、獅子舞など)

シシ

アンガマー

南洋土人
演武
舞い

当日、見学に来る方への注意事項を記載します。
1,食堂および共同売店は全て閉まってましたが、食事は会場前の公園で出店が2件ありました。タコヤキ、ギョウザ、チヂミ、フランクルトなどがありました。生ビールやあの泡波を飲むこともできます。(瓶での販売はありません) がっつり食べたい場合は唯一、波照間港のそばやさん「海畑」は営業していましたので私はこちらで昼食をとりました。(ここの大盛りは覚悟して下さい)

2,午後からはレンタサイクルを借りて島内散策と考えてましたが、そちらも目に付いたところはお休みでした。事前予約をお勧めします。

3,晴れてたこともあって物凄く暑く感じました。西表島よりも暑いです。
滞在中ペットボトル5本飲み干しました。熱中症には十分に注意して下さい。

観光の立場から考えますと朝から始まり日没前に終了するお祭りは見学しやすく、また観光客が飛び入り参加できるのもの波照間島民のやさしさを感じる貴重な経験となりました。