こんにちは。しまよめかーちゃんと申します。

先日小学校の運動会がありました。
私が初めてこの島の運動会に参加したのはまだ民宿のヘルパーさんをしていたころ。
そこの子供達の運動会ということで、宿もツアーも全てのお仕事はお休み
弁当箱ではなく重箱(!)にたくさんお弁当を詰めて家族と一緒に当時まだ子供のいない私も参加します。
そうです。島の運動会は見に行くのではなく『参加』するのです。
子供は一学年10名いれば多い方、生徒が少ない学年は複式学級
(現在はこのままだと教室が足りなくなる! ?と言われるほど人数は増えてきています!)
なので、子供達だけの演目ではあっという間に終わってしまう!
そこで親はもちろん、地域の人総出で運動会に参加します。

子供たちの応援合戦やかけっこをひとしきり応援し、組体操やダンスで子供たちの成長に
感動していると、いよいよ 大人の出番がやってきます。
借り物競争的なものから、大綱引き、フォークダンスに職域リレー、などなど。
これがまあ忙しいのです。

そして、大人がこぞって参加するもう一つの理由は、必ず何かしら参加賞がもらえるという事。
まず参加した人全員にティッシュ一箱。そしてその裏にマジックで番号が書いてあったら、
やったー!あたりです!
石垣行のフェリーの往復券、扇風機や掃除機なんてことも!この商品もまた地域の人たちからの
寄贈品なのです 。
寄贈して、参加して、もらう!すごいサイクルです。

そして一番盛り上がる部落対抗リレー。
部落ごとに幼稚園児から60代まで各世代の選ばれし俊足達が本気のリレー対決を繰り広げるのです。
逸る気持ちに足が追い付かず転んでしまう大人が必ずいて・・これもまた盛り上がります。
そしてこの一等賞の商品が、なんとヤギ一頭なのです。もちろん生きています。角にハイビスカスをつけて。
これは、、!今や毎年のことなので慣れましたが、はじめは衝撃でした。
商品にヤギって!もらってもはたまたうれしいものなのか??そこは未だに謎です。
このヤギたち最近は食べられてしまうというよりは、名前を付けて可愛がって、草ボーボーの場所に駆り出され、
自然の草刈り機という大事な役目を果たしているようです。

そんなこんなで、私が島に初めて来てから毎年欠かさず参加している、この笑いあり涙ありの運動会。
終わった後は子供より大人がヘトヘトですが、島の温かさを感じられるとても素敵な行事です。

山羊_ぴーじゃー_hizya