先日、竹富町「ぱいぬ島健康プラン21」の一環として、
竹富診療所にて「糖尿病と歯周病」と題し医療講話がありました。
講話をおこなったのは同診療所へ2週間の研修医として着任している、岩手医科大学病院 寺内貴廣 医師。
寺内先生は、なんと歯科医でもあるんです。
先に歯科医の免許をとっていて、そのあと人の身体にも興味が湧いて医師の免許もとったとのことでした。
寺内先生はプロジェクターを使い糖尿病になる過程や、それによる合併症。
また歯周病についても、その過程や症状などを、わかりやすく漫画にしたものを
スクリーに映し出して説明してくれました。
歯周病になると炎症に変わる物質が増えたり、インスリンの効きも悪くなる原因にもなるそうですよ。
そういう意味でも糖尿病と歯周病は、お互いに大きな関わりがあるとのことです。
そして、どちらも日頃の生活習慣からくるものだって。
「毎日の歯磨きは糖尿病予防や歯周病予防にとても大切なことです。
歯ブラシは鉛筆を持つように持つ、歯と歯茎に対して約45度の角度で歯ブラシを当てる、
そして順序立てて磨き残しがないように磨く。歯磨きの達人になる3つのステップです」
と、ペンを歯ブラシに見立て、動作を交えながら歯磨きについて3つのポイントを紹介していました。
講話聞いた住民から「いろんな歯ブラシがありますが、どのような歯ブラシがいいのか」との質問に
寺内先生は「歯ブラシの毛先が普通の硬さか柔らかいもの。大きな歯ブラシより小さな歯ブラシがいい。
磨くときは力を入れすぎず、口の中をイメージしながら磨き残しがないようていねいににしっかり磨くことが
大切です。」と話していました。
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