西表島シェアオフィス管理人の片平です。

今月中旬、東京のアイランダーフェアに行ったときは寒さに驚きました。こちら西表島も風が強くなり冬の気配は感じるものの一日の気温差がほどんどないのが特徴です。(11月27日は最高気温25度、最低気温23度)

今回は11月23日の勤労感謝の日にお隣の集落の小学校学習発表会を見学に行きましたのでレポートします。

私の住んでいる西表の玄関口大原から7キロほど離れている古見(コミ)という集落は戦前からあり、西部の祖納(ソナイ)と並び西表島では最も古い集落の一つです。

ただ、現在の人口はは60名程で商店もありません(ちなみに西表島最大の集落である大原が300人強です)。

この集落にある古見小学校は2017年の全校生徒数はわずか10名。教職員数のほうが多くまさにマンツーマン教育が行われております(笑)

 

学習発表会というのは内地で言えば文化祭にあたると思いますが、学習発表を始め演劇、郷土芸能、修学旅行の内容報告と多岐に渡る内容を10名の生徒が一体となって発表していきます。

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伝統的な堰き止め猟の一つである「魚垣漁」の演劇による解説など島の伝統の伝承教育もしっかり行われております。盛りだくさん且つレベルの高い内容に感動しました。

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ざっと数えたところ見学者は100人近くおり、生徒のご両親のみならず、地域の方、その知り合いの方と皆が日頃の学習の成果を見に来てくれています。

地域の皆さんで子どもの成長を見守り、励まし育てていることが良くわかりました。

まさにビギンの「島人ぬ宝」にある歌詞そのものの光景です。

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「教科書に書いてあることだけじゃわからない 大切な物がきっとここにあるはずさ それが島人ぬ宝」

*プログラムの最後に生徒と来場者が一緒に合唱しました。

そして本日(27日)、なんと発表会見学のお礼状を頂きました。

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濃密な人間関係と心の通った学校教育をお望みでしたら是非西表島に移住して下さい。

 

 

 

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