みなさんこんにちは竹富島の上間です。
ブログライター登録後初めての投稿です。よろしくお願いしまーす。
ではまず一発目は、竹富島の自治組織について書いてみようかと思います。
竹富島には、竹富公民館というしっかりとした自治組織があります。まあ、どこにでも自治体はあると思うけど、僕の住んでる竹富島の竹富公民館はね、まるで行政の縮小版みたいな組織なんですよ。
なので、今回は竹富公民館について書きますね。
まず、竹富島の集落は3つあります。
西集落(いんのた)、東集落(あいのた)、仲筋集落(なーじ)とね。
そして、この3つの集落にも自治組織が存在していて、もちろん集会所もあるんだ。
3つの集落では月に一度、15日に月例会(むらむぇ)が行われる。その時に会費の徴収をしたり、各種団体からの報告であったりとか、お知らせをなどをします。
この3つの集落にはそれぞれ選ばれた会長がいて、その会長さんは公民館執行部としての役割も果たすんだ。
そして公民館組織は、公民館長、公民館副館長、事務局、と3つ役職があるんだ。年度末(3月)になると次年度の公民館執行部(3役員)を決めなきゃいけないわけだけど、これがまた大変なのよ。
竹富公民館は、年間を通してやることがたくさんあるから、仕事に就いている人にとっては、それこそ自分の仕事を犠牲にしなくてはいけないんだよ。だから、毎年ギリギリまで役員選出でもめる。通例では、一つの集落から公民館長が選出されたら、のこり集落からは主事(副館長・事務局)として選出されることになっていて、公民館長職は3つの集落を毎年持ち回りで選出するんだ。でも、最近ではどの集落も人がいない、特に館長適任者不足という理由から、同一集落から公民館長と主事を選出してもいいということになったんだ。
さて、冒頭で書いた「まるで行政の縮小版のような公民館組織」だけど、公民館には公民館議会というのがあるんだ。公民館議会は各集落から4名ずつの議会議員が選出され、合計12名で構成されてる。この公民館議会では竹富島で行われる全ての祭事・行事はもちろん島の秩序維持や安全管理その他さまざまなことにかかる予算立て、執行や承認をこの竹富公民館議会で決めるんだ。そして、年度末の3月31日には公民館総会というのが行われ、そこで島民全員の承認を求めるんだよ。
と、まあ、そのほかまだまだ書き足りないことはあるけど、、また今度にします。
竹富島
上間学
竹富は何度も行きたい島。いまキャパを超えたレジャー施設建設の問題がマスコミの的になっていますが、竹富でいう公民館組織が反対しているが、竹富町としてどうなのか報道されない摩訶不思議なところがあり、この問題をどうとらえたらいいのか非常に困難である。先代が残し守ってきた、この美しい自然を残すのかレジャー開発を推進し島の活性化を図るのか、町長あるいは議会を通じて議論をし直すべきだと考えています。8つの有人島からなる竹富町、新しい自治の試みとしても興味があります。そこに手つかずに近い自然の島があるから50万人の人が訪れることを忘れてはなりません。