先日、西表島カヌー組合に所属するネイチャーガイド約50名が集まり、救急救助訓練を行った。

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午前中は石垣市消防本部の救急隊員たちによる心肺蘇生法とAEDの訓練。
ちなみに竹富町に消防署はない。各地域の消防団員たちが消防と救急搬送を担っている。

毎年この心肺蘇生法の訓練はしているのだが、忘れていることも多いし、毎回新たに学ぶこともある。
【今回学んだこと】
・とにかく強く、早く胸骨圧迫すること、やり続けることで生存率が上がる。
・人工呼吸はためらうなら省略してよい。(どうせ素人が上手に行うことは難しい)
・AEDを設置している間でも胸骨圧迫はやめない。

 

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午後からは、頻繁に使われているフィールドで傷病者が発生したことを前提に搬送訓練を行った。

ストレッチャーに65kgほどの重りを載せ、8人ほどで担いで山道を下ろしていく。
十分に整備されている登山道ではないので、道幅が狭く急な岩場も多いので大変な作業だ。
普段は15分ほどの道のりを、50分かけて搬送した。

ガイドたちは体力は十分にあるので、緊急時にはいかに連携して統率のとれた動きができるかがポイントになると感じた。
そのためには普段からガイド同士でコミュニケーションを取り、緊急時のシミュレーションを頭の中でしておくことが大切だと思った。

もちろん事故が発生しないようなガイディングをすることが一番大切なのは言うまでもないが。