沖縄県八重山郡竹富町の島々は、日本のだいぶ南の方にあります。

地図に同心円を描いてみると、その特異なロケーションがよくわかります。

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約200kmで台湾に到達。一方、沖縄本島との距離は500kmほど離れていて、これは東京-大阪間の距離に匹敵します。遠っ。

そして、2,000km以内には台北(台湾)、香港(香港特別行政区)、マニラ(フィリピン)、ソウル(韓国)と4か国の首都が入っています。ちなみに国内を見ると、2,000kmでは東京はおろか、大阪にも到達しません。

 

ホットな辺野古。
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基地建設予定地を中心とした1,500kmの同心円を描いてみると、確かに上海(中国)、ソウル(韓国)、平壌(北朝鮮)が入り、地政学的優位性があるようにも感じます。

これを、仮に福岡を中心とした1,500kmの同士円に移動してみます。
すると、どうでしょう。
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北京(中国)が円内に入り、韓国に加えて北朝鮮も全土が入ってきます。おまけにウラジオストク(ロシア)までもが円内に。

過去のことは忘れて、現在、そして未来の世界情勢を考えれば、沖縄より福岡のほうが地政学的優位性が高いようにも思えます。まあ、スティーブは軍事専門家ではないので、全くの素人考えなのですが。

 

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「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」に行ってきました。

投票日は平成31年2月24日(日)ですが、竹富町は繰上投票ということで、前日の2月23日(土)が投票日です。竹富町は離島なので、投票終了時刻後に竹富町選挙管理委員会がある石垣市へ投票箱を船で運べないからです。

ちなみに期日前投票をするにも石垣市に船で行くしかなく、離島は公民権の行使も大変だったりします。また、投票するとラーメンが割引になるといったサービスも残念ながらありません。

こう言うのもなんですが、いまのところ竹富町には日本・アメリカの軍事施設がなく、航空機の騒音もないので、なかなか自分の問題として捉えるのは難しいです。

それでも、ずっと沖縄本島で暮らしてきた人たちの気持ちを理解し、考えていきたいなと思います。